読了『持続可能な資本主義』著新井和宏


『持続可能な資本主義』を読みました。

いくつか残ったことをメモします。(細かく知りたたい場合は書籍を購入ください)

・フロー重視の欧米経営から日本にあったストック重視の経営へフロー形成=資本形成、ストック形成=社会形成へ

・いい会社は定量化できない、数値にできない。


・普通の会社と鎌倉投信ではリターンの定義が違う

企業活動で言うリターンは、利益になる。企業で言えば利益率が高い方がいい。効率良く稼ぐことを物差しにすると、効率の良さを追求できてしまうことが問題。

もっと早くもっと多く稼ぎたいという人間の欲が付きな限り、満足することがない。

・鎌倉投信のリターンの定義

リターン=資産の形成×社会の形成×心の形成 →幸せ

受益者が「資産」を増やし同時に自分が投資したお金が社会を豊かにしたと実感できれば、結果として「心」も豊かになる・

その3つが掛け算されると、幸せというリターンがもたらされる。

言い替えると?

自分(受益者)が投じたお金がいい会社を通じて社会の役に立っている。  そして、「いい会社」が成長し社会が豊かになれば受益者の心も豊かになる。

ROEは、フローを稼いだ指標

→現在の資本主義では、企業も国も一定期間の利益であるフローを効率良く増やすこと最大の目的になる。

ROEを上げていくことは、フローを効率良く稼ぐことと同じ

ただし、破壊して再生すればストックはプラスマイナスゼロになる。

フローの数字だけを見れば再生された分だけ生産高が増加してしているように見える。

ストックを切り崩してフローに付け替えれば、短期的な利回りは上がる。フローの増加を追求することは、社会全体の短期的最適化、ストックの増加を追求することは長期的最適化とも言える。

資本主義に時間軸という物差しを加えてストックのある企業を作っていく必要がある。

ROE優先になっていることの危惧

ROEというフローの基準だけで全てを測ろうとすると、どこかで歪が生じてしまう。 企業がフローを高めることを目的化してしまうと結局成長するために破壊する。

フローを高める(資本を形成する)ためにストックを削る(社会を毀損する)という本末転倒の事態をもたらす。

フロー重視の資本主義からストック重視の資本主義への移行を実現させなければいけない。

「社会の形成」や「心の形成」は定量化できないからこそ、現場に出向きこの目で見る。

顔を突き合わせて話をする利用に並んだ数字ではなく数字に置き換えられないものを感じ取る。

本誌を読んで、閉じた時に感じたこと。

本を閉じて目を閉じて、思い浮かんだこと。ROEが高い企業、低いで企業や投資を考えない。八方よしの「いい会社」を探している鎌倉投信ファンドマネージャ新井さんに共感を覚えました。まぁ、日経平均やトピックスを見てみるといろいろな業種が入っていて、単純にROEだけで見ているわけではない。

先日のトークイベントを思い出すと、ファンドマネージャの仕事は本当に、厳選素材をあえる、混ぜる、熟成させる仕事と感じました。

本来の投資とはなんだろう?と考えた時に、最短で稼げるであろう仕組みに乗るのも一つだとおもいますが、個人の「お金」が思わない「いいこと」に投じられていることがあると驚きます。そういう投資が有ってもいいかなと思っていましたが本誌はそういったことも書かれていました。

万人が思う共通の「幸せ」は形が違う

「今よりももっとお金があれば幸せは違う形になる」 と願う人もいるかもしれない、周りの人が無事であればと願う人もいる。そんななか、鎌倉投信の積立を行っている方は、儲けだけではないハッピネスを共有されているのかなとう。

■日本で一番投資したい会社など、鎌倉投信に関する書籍、是非とも一読下さい。

[amazonjs asin=”4799320491″ locale=”JP” title=”持続可能な資本主義”]

[amazonjs asin=”4478064857″ locale=”JP” title=”投資は「きれいごと」で成功する――「あたたかい金融」で日本一をとった鎌倉投信の非常識な投資のルール”]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です